国際航空貨物取扱士
国際航空貨物取扱士とは 国際航空貨物輸送は、輸出・輸入業務に関わるさまざまな手続きを必要とされます。したがって、それに要する知識の修得が求められます。この資格を取得するためには、世界各国に共通するテストがあり、わが国では「国際航空貨物取扱士」の資格試験がそれに相当します。 国際航空貨物取扱士とは、正式名称を「IATA/FIATA INTERNATIONAL
CARGO AGENTS TRAINING PROGRAMME」と言い、1977年より開始された民間資格です。IATAは、NTERNATIONAL AIR
TRANSPORT ASSOCIATION(国際航空運送協会)の略で、世界の民間航空事業に携わる定期航空会社の団体であり、FIATAは、FEDERATION
INTERNATIONAL DES ASSOCIATION DE TRANSITAIRES ET ASSIMILES(国際貨物輸送業者協会連合会)の略で、貨物運送業者が構成する協会の世界的な連合会です。このIATAとFIATAが共催で実施している世界規模の試験が国際航空貨物取扱士の試験です。現在80カ国で実施され、すでに5万人以上が受験しています。合格者には「ディプロマ」という国際資格が授与されます。ディプロマは、海外では就職、転職の際に必須の自己証明書(CERTIFICATE)になっています。日本では航空貨物運送協会(JAFA)がディプロマ試験の管理・運営をしておりますが、JAFAはIATA公認トレーニングセンターでもあります。 国際航空貨物取扱士の資格取得のメリット 国際航空貨物取扱士の資格取得は、キャリア・アップや転職、就職においてメリットがあります。また、世界の航空貨物市場は、今後20年間、年平均6%で成長するという予測もあり、今後の成長分野として注目されています。さらに、国際航空貨物取扱士の資格は、国内のみならず、世界80カ国で以上で通用する国際資格です。海外で働きたいと希望している人にとっても、大きな可能性の扉を開くことになります。 国際航空貨物取扱士の仕事 主に、空港に持ち込まれた荷物を扱うのが仕事です。 ・仕事内容は運送、輸送スケジュールの調整、運賃の計算 ・貨物の梱包作業 ・地名や他の国の状況などの把握 世界80カ国で実施されている国際資格ですので、日本国内のみならず、世界中の航空貨物業界で働くことができますが、その場合は、語学力も要求されます。 国際航空貨物取扱士になるには 国際航空貨物取扱士になるには、航空貨物輸送に関する国際航空貨物取扱士の国際資格の取得が必要です。受講条件の資格制限はありませが、試験は英語で行なわれるため、語学力は必須です。この資格を取得することにより、世界中で国際航空貨物取扱士として働くことが出来ます。現場では、資格によって取り扱える範囲によって「基礎コース」、「上級コース」、「危険物コース」に分かれます。 受験資格 制限なし 【基礎コース】 輸送取扱いの基本的な知識。 ①発着地空港を中心とした世界地理 ②国際時刻表の見方と利用方法 ③航空機の種類と機能 ④航空貨物運送状の作成 ⑤TACT(THE AIR CARGO TARIFF)の規則と航空貨物運賃・諸料金の計算 【上級コース】 基礎的な知識に加え、 ①各種航空貨物運賃の計算 ②コンテナ等ULDを使用した場合の運賃計算 ③航空貨物運送状の作成 【危険物コース】 危険物の輸送に関する専門的な知識が試される。 ①IATA DANGEROUS GOODS REGULATIONS
(IATA) 危険物規則書の正確な適用 ②危険物の輸送に関する輸出者、貨物取扱店及び航空会社の適正な取扱いについて ③適確な梱包、マーキング、ラベリング ④危険物輸送の諸条件を満たした危険物申告書及び航空貨物運送状の作成 *基礎コース及び上級コースは、受講登録後18ヶ月間に実施される3回の試験のうち2回まで受験可能です。危険物は、受講登録後12ヶ月間に実施される数回の試験及び下記セミナーのうち2回まで受験可能です。 合格率 【基礎コース】 53.3% 【上級コース】 55.8% 【危険物コース】 62.3% (平成17年度)