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国際物流管理士

国際物流管理士とは

 

 

国際物流管理士とは、国際物流に関する専門的な知識と管理技術を身につけ、国際物流システムの効率化を推進できる専門家を認定する民間資格で、日本ロジスティクスシステムが発行しています。国際物流管理士を取得するには、協会が実施する専門養成講座を受講し、単元ごとのレポート試験や客観試験に合格する必要があります。講座では、国際物流概論から、輸出入業務、リスクマネジメント、国際物流情報システムなどを幅広く学びます。「国際物流管理士資格認定講座」を修了し、所定の試験に合格すると、国際物流管理士の称号が授与されます。

 

 

国際物流管理士資格取得のメリット

 

 

世界規模で企業活動のグローバル化が進展し、拠点間を移動する人、物、資金、情報の流れが複雑化しています。そのような環境の中で、企業経営においては、国際競争を勝ち抜くためのグローバルロジスティクスの重要度が非常に高まっています。例えば、物流企業における国際物流の効率化はもちろんのこと、製造業においてもグローバルな視点に立った生産拠点、物流拠点の配置、消費地へのシームレスな物流構築とローコストオペレーションの推進などが不可欠になってきています。このような状況のもと、産業界では国際競争力強化のため、ビジネスのグローバル化に対応する国際物流に精通した人材が求められているのです。

 

国際物流管理士は、国際物流全般にわたって、その専門知識と管理技術を総合的かつ体系的に把握できるスキルが取得できます。世界規模で企業活動のグローバル化が進む中で、国際物流管理士の活躍の場は、ますます増え続けていくことが予想されます。ですので、キャリア・アップや、転職にも有利であると言えるでしょう。また、海外で面談をする際には、International Logistics Masterとなり、高く評価される資格です

 

 

国際物流管理士の仕事

 

グローバルロジスティクスが重要視されるようになったいま、国際的・総合的な見地から広く物流を捉え、SCM(サプライチェーンマネジメント)の構築を進める企業に対して、物流のシステム提案やサービス行います。

 

例えば・・・どんな手段を使い、どんなルートで輸送するか?

 

車、船、飛行機、ヘリもあるし、鉄道もあります。モノや国によっては、自転車が有効な場合もありえます。また、これまで海路で運んでいたものを、陸路に変えたり、時間もコストも大幅ダウンができるように考え、提案していきます。

 

さらに、

 

新たな梱包の仕様を開発したり、物流センター機能を活用した輸送の提案することもあります。つまり、あらゆる面から物流サポートするのが仕事です。設備も部材も、納期通りに届かなければ工場は動きません。機会損失を生み出さないよう、納期通りにモノを届けるためには、隠れた部分で、さまざまなアイデアやノウハウを駆使していくことになります。

 

 

 

国際物流管理士になるには

 

 

国際物流関連業務に従事し、2年以上の経験を有している必要があります。また、日本ロジスティクスシステム協会の『国際物流管理士』資格認定講座を受講する必要があります。

 

出席に関する規程

 

講座(認定証授与式を除く)に70%以上出席すること。講座をとおして、単元欠席(ひとつの単元の講義を全日欠席すること)がないこと。

 

試験に関する規程

 

客観試験およびレポート試験をすべて受験し、それぞれの得点が70点以上(100点満点)であること。レポート試験と客観試験の平均点(100点満点)から、欠席点を引いた得点が70点以上であること。なお、欠席点は1日につき1点とする。

 

 

『国際物流管理士』資格認定講座 カリキュラム

 

 

 

 

 

1 国際物流とロジスティクス

 

 

国際物流からロジスティクス、サプライチェーンマネジメントへの展開を学び、次単元以降の講義を理解するための基盤作りを目的とする。また、グループ討議を通して、課題解決への実践的な考え方、方法論等を学ぶとともに、異業種交流を含めた人的ネットワークの形成を実施する。

 

・国際物流マンの使命と役割

・国際物流概論(国際物流とロジスティクス)

SCMと国際ロジスティクスの役

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2 輸出入業務

 

 

市場のニーズに合った国際物流を構築するためには、売買契約、インコタームズ、外為、輸出入通関、船積み、国際マーケティング、ファイナンス等に関する最新の知識が不可欠である。そこで、本単元では、ウィーン売買条約(2009年8月1日から日本でも発効予定)、AEO、ファイナンス、グローバルSCM等に関する最新の理論と情報を盛り込みながら、業界の第一線で活躍中の講師陣が輸出入業務の基礎から分かりやすく解説する。

 

・グローバルロジスティクス戦略

・インコタームズ、貿易契約、国際マーケティング

・荷為替手形による代金決済、国際ファイナンス

・信用状(L/C)の読解と解説

・輸出入における通関業務と保税手続き

・輸出梱包における環境対応

・特殊貨物(危険物)概論

 

 

 

 

 

 

3 海上輸送

 

 

わが国の国際物流の基盤となる海上貨物輸送につき、運送契約から実際の輸送手続きに関する実務まで、理論と実践両面より、最新の情報・概要を学ぶ。また、荷主企業およびフォワーダーの視点から、海上輸送を更に深く掘り下げ、実務で求められるニーズや留意事項等に関し、解説を行う。

 

・海上貨物輸送概論~海上貨物輸送と外航海運の現状

・海上個品運送契約/船荷証券/ Sea Waybill /複合運送証券

・荷主からみた海上輸送の実務

・フォワーダーからみた海上輸送の実務

 

 

 

 

 

 

4 航空輸送

 

現在のグローバルかつ迅速に変化するサプライチェーンマネジメントを有効・多角的に運営・機能させるためには、航空貨物輸送は不可欠な存在である。本単元では、航空貨物輸送業務の基礎理論から実践的応用手法まで、分かりやすく解説する。

 

・航空協定と世界の航空輸送業界

・フォワーダーからみた航空輸送の実務

・航空貨物輸送概論、航空運送約款と航空運送状、航空貨物運賃

 

 

 

 

 

 

5 国際物流のリスクマネジメントと保険

 

 

 

リスクマネジメントの重要性と物流・ロジスティクス領域のリスク管理、事故防止対策を理論と企業事例の両面から学ぶ。また、国際物流に関する貨物保険契約の実務とクレーム手続きのポイントを解説する。

 

・リスクマネジメント概論

・物流における貨物事故防止活動(ロスプリベンション)

・国際物流におけるリスクマネジメントの実際

・貿易貨物保険の契約実務

・輸出入貨物のクレームの実務中

 

 

 

 

 

 

 

 

6 国際ロジスティクス戦略と3PL

 

 

グローバルサプライチェーン構築のためには、リードタイムの短縮と更なるコストダウンが要求される。本単元では、グローバルサプライチェーンの構築・最適化に際し、その命綱となる国際複合輸送サービスの実態、SCMに寄与する3PLの現状および課題、3PL事業者として求めらる成功の鍵等につき、事例を交え詳しく解説する。

 

・国際複合輸送と3PL

・国際調達の課題と対策

・インテグレーターの輸送サービスの実際

・3PLの企業事例(荷主)

荷主企業のロジスティクス戦略と3PL事業者の選定

・3PLの企業事例(サービスプロバイダー)

荷主企業のロジスティクス戦略を支える3PL

 

 

 

 

 

 

 

 

7 世界の最新物流事情

 

 

物流コストを削減しながら高品質な国際物流を構築するためには、日本国内だけでなく、海外の物流状況を知ることが最重要である。しかも、物流インフラ、輸出入通関制度等が異なる欧米・アジアとでは、最適物流の構築の仕方が180度異なってくる。そこで、本単元では、各地域の専門家が最新情報を盛り込みながら、国別・地域別物流事情を分かりやすく解説する。

 

・中国の最新物流事情

・米国の最新物流事情

・東南アジアの最新物流事情

・EU(欧州経済圏)の最新物流事情

 

 

 

 

 

 

 

8 国際物流情報システムと先進企業のグローバル戦略

 

 

激動の世界経済を支える国際物流と、その効率化に欠かせぬ情報システム。情報システムの常識、最新技術動向、企業事例を通して、利用部門としてシステム設計参画や運用に必要な知識を解説する。また、先進企業の事例により、国際物流の最新動向を学ぶ。

 

・国際物流を支える情報システム

・諸外国の物流ITと標準化の動向

・日本の通関システムの現状と今後の動向

・先進企業事例(荷主)

・先進企業事例(物流事業者)

 

 

 

 

9 ケーススタディ「グローバル・ロ

  ジスティクス改革」

 

 

 

グローバルな事業展開を行っている企業のロジスティクス改革をテーマに据えたケーススタディ(事例演習)に、グループで取り組む。本単元は、サプライチェーン分析や在庫分析、生販の需給プロセス分析等を、SCMの視点から様々な現状分析手法を駆使し、構造的な課題抽出と改善・改革の手順・技法を学ぶ。