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物流技術管理士

物流技術管理士とは

 

 

物流技術管理士とは、めまぐるしく変化する経営環境の中で、調達、生産から販売、物流にいたる一連の企業活動を見直し、市場の動きに敏感に対応するシステムを構築しうる人材を育成するために、社団法人日本ロジスティクスシステム協会が19935月から始めた民間資格です。その前身には、20余年の歴史を持つ、「物流管理士」「物流士」があり、この二つが統合されるかたちで始まりました。物流技術管理士は、物流に関する高い専門知識や技術を持ち、物流システムの設計・計画・分析・改善などを遂行できるエキスパートです。

 

 

物流技術管理士資格取得のメリット

 

 

物流管理者および物流技術者として必要な物流の全領域にわたる専門知識とマネジメント技術を、ロジスティクスのコンセプトに基づき、総合的かつ体系的に把握できるロジスティクス・スペシャリストとしてのスキルが取得できます。いま、企業の経営活動において、調達や販売、物流などを総合的に管理し、効率化・高度化を実現するロジスティクスは、最も重要な課題のひとつです。したがって、そのロジスティクスに関する知識や技法を身につけた物流のスペシャリストである物流技術管理士は、多くの企業にとって経営戦略上不可欠な存在です。物流技術管理士の資格を取得していることは、キャリア・アップ、就職、転職に大変有利だと言えます。

 

 

物流技術管理士の仕事

 

 

・物流システムの設計・計画・分析・改善などの遂行。

 

・物流業務をトータル的に捉えることにより、コスト低減・効率化を提案。

 

・物流業務に対する疑問、新たに物流の仕組みを模索している際の相談など。

 

 

物流技術管理士になるには

 

 

日本ロジスティクスシステム協会が主催する専門養成講座を受講し、筆記と面接による試験に合格した人に物流技術管理士の資格が授与されます。講座を受講するためには、物流に関する基本的な用語の意味を理解しているか(物流実務経験2年程度)、もしくは物流技術管理士補の有資格者でなければなりません。

 

 

出席に関する規定

 

会期中(21日間)、16日以上出席すること。また、所定の単元を欠席していないこと。

 

 

レポートに関する規定

 

前・後期2回分の受講レポートを提出していること。

 

 

試験に関する規定

 

客観試験(前・後期に筆記試験を2回実施)、論文試験、面接試験の全てを受験し、それぞ

れの試験の得点が満点の6 割以上であり、かつ、すべての試験の合計点から欠席点と受講レ

ポート遅延の減点を引いた総合点60 点以上であること。

 

 

 

物流技術管理士養成講座

 

 

 

 

1 物流とロジスティク

  ス

 

経営資源の有効活用と経営システムの全体最適を志向する中で、物流からロジスティクスへの展開を理解する。また、ロジスティクスにおける重要なテーマである顧客サービスと標準化の必要性を学ぶ。

 

1.物流からロジスティクスへの展開

2.ロジスティクスにおける顧客サービス

3.ロジスティクスにおける標準化の必要性

 

 

 

 

 

 

2 輸配送管理

 

物流の中核機能であり、高いコスト比率を占める輸配送について、各輸送モードの特性や法制度、輸配送におけるITの活用法などを学ぶ。また、演習により輸配送システム構築の実践手法やその評価方法を理解する。

 

1.輸送モードの特性

2.法制度(物流3法、各種規制)とその対策

3.IT 活用による輸配送管理と貨物追跡

4.輸配送システムの構築と評価

 

 

 

 

 

 

3 物流拠点管理

 

ロジスティクス戦略を立案するうえで必要な物流拠点計画から、実際の設計技法、物流拠点の特性、情報システム活用手法、マテハン機器の機能、労務管理や安全管理など物流拠点管理全般について幅広く学ぶ。

 

1.物流拠点戦略

2.物流拠点のレイアウト技法

3.物流拠点の情報システムの活用

4.各種マテハン機器の機能と特徴

5.物流拠点における生産性と品質管理

 

 

 

 

 

4 包装

 

包装は物流の一機能であり、輸配送や荷役など他の機能に及ぼす影響は大きい。ロジスティクス全体における包装の役割を俯瞰したうえで、包装の目的や機能などの基本的な知識や考え方、包装設計の基礎技法を学ぶ。

 

1.包装の基礎

2.包装の考え方

3.包装設計

 

 

 

 

 5 物流情報技術

 

情報通信技術は、物流の高度化や効率化を推進する際に欠くことのできないツールとなっている。物流における情報システムのあるべき姿を前提に、その目的や機能、標準化の動向などを学ぶ。

 

1.物流における情報技術の活用

①物流における情報システムの目的・役割・構成・機能

②物流・ロジスティクスに関する情報の標準化

 

 

 

 

6 科学的管理技法

 

業務の分析や評価、改善を効果的に進めるために必要なIE(インダストリアル・エンジニアリング)やOR(オペレーションズ・リサーチ)などの科学的管理技法を理解し、物流現場の改善技法を演習を通じて学ぶ。

 

1.科学的管理技法の概論

2.物流現場の改善技法

 

  

 

7 物流システム設計演

  習

 

物流システムの設計には、定量的かつ構造的に実態を認識できる能力が必要である。本単元では、ケーススタディによるグループ演習を通して、物流システムの構築手順やそのポイント、改善技法を学ぶ。

 

1.             物流システム設計の演習

 

 

 

 

 

8 物流コスト管理

  

物流コストの削減やローコストオペレーションは的確なコスト管理の実現が大前提である。物流コスト管理の理論や原価計算、物流ABCの考え方や活用事例、物流コスト計算の演習などを通じて、物流コスト管理全般について学ぶ。

 

1.物流コスト概論

2.物流ABC

3.物流コスト計算

 

 

 

 

 

 

 

9 在庫管理とサプラ

 イチェーンマネジメ

 ント

 

SCM(サプライチェーンマネジメント)についての基本的な知識やCS(顧客満足)を向上せるための技法ならびにSCM におけるアウトソーシングや3PL の考え方について学ぶ。加えて、経営における在庫管理の重要性やSCMと在庫の関係、具体的な在庫管理技法と実践事例について学ぶ。

 

1.SCM概論

2.CS を向上させる技法

3.在庫管理技法

4.在庫管理の事例

5.SCMと在庫

6.物流アウトソーシング、3PLの考え方

6.物流アウトソーシング、3PLの事例

 

 

 

 

 

 

 

10 ロジスティクスと

   環境

 

ロジスティクス活動による地球環境への負荷は今後も注視すべき課題であり、積極的に負荷低減に向けた取組みが必要である。ここでは環境問題の概要や法規制、静脈物流、グリーンロジスティクスの概念などについて学ぶ。

 

1.地球環境問題と循環型社会

2.廃棄法およびその他の法律

3.静脈物流と産業廃棄物の現状

4.物流における環境ビジネス

5.グリーンロジスティクス

6.企業の環境負荷低減の取り組み

 

 

 

 

 

 

11 行政・グローバルリスク

 

行政の動向や企業のグローバル化、リスクマネジメントなど今後のロジスティクスと経営に欠かせない今日的かつ重要なテーマについて学ぶ。

 

1.行政の動向 物流と行政の関わり

2.グローバルロジスティクス

3.物流におけるリスクマネジメント

①リスクマネジメントの考え方

3.物流におけるリスクマネジメント

②保険の活用